医院ブログ

神経を取ると歯はどうなるの?

虫歯になると歯が痛くなることから、歯に神経があるということはご存知の方がほとんどだと思います。痛くなってしまったら神経を取る治療をするということも、ご存知かもしれません。
この記事では、歯の神経を取るとどんな風になるのかについてご説明したいと思います。

まず「歯の神経」とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

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イラストの赤い部分の部分のことを歯髄、と呼びます。これが一般的に「歯の神経」と呼ばれるものです。ですが実はこの部分には神経だけではなく、血管などもかよっています。歯の内部のほんとうに小さな場所ではありますが、動脈と静脈がかよっているのです。そしてイラストを見て頂いたらおわかり頂けると思うのですが、歯髄の下の方は歯の細い根っこを通っていきます。この歯の根っこは非常に細く、直径が約0.3mm、一番細い部分だと約0.01mmです。
このように細い場所を通っている神経を除去するのは非常に困難で、神経の治療では歯科医師の技術が問われます。この部分の治療の如何によって今後の歯の寿命が変わってくる、本当に大切な治療です。

この「歯の神経」つまり歯髄の中から神経だけを除去することは物理的に不可能なので、神経を取る治療をする場合は歯髄すべてを除去することになります。つまり、血管も取り除くことになります。

神経を取ると歯が脆くなる…そんな話を聞いたことがおありでしょうか?
神経を取った歯は神経だけでなく血管も通っていない状態になるため、血管による栄養供給を受けられない状態になります。
神経のある歯はまさに生きた歯と言えます。生えている木のようにしなやかで粘りがあり、多少の衝撃には耐えることが出来ます。ですが神経を取った歯は死んだ歯とでも言うべきような状態です。血管が通っていないので、枯れ木のような状態です。生きている歯なら耐えられるような衝撃であっても簡単にパキッと欠けてしまうような脆い状態です。欠けるだけでなく割れてしまうことも多いのです。
神経を抜いた歯は寿命が短いと言われており、神経を抜いてから25年ほどで抜歯になるというデータもあります。

他にも、感覚が無いため虫歯になっても気づきにくいというデメリットもあります。
一般的には、痛みがないのはメリットではあります。ですが虫歯になっても痛みが無いという状態だと、虫歯に気づくことが出来ず治療をできません(歯科の定期健診に通ってくださっている方であれば、健診の時に見つけられる場合がほとんどです)。普通だったら痛みを感じるほどの大きな虫歯を放置してしまうことになり、歯だけではなく歯の周りの組織にまで炎症が広がるまで気づくことが出来ないというおそれがあります。

さらに神経を取ることは見た目の美しさにも影響してきます。
歯の色が気になるという場合、その「色」というのは全体的に黄色っぽくなっていることを気にされている方がほとんどです。ですが、神経を取った歯はこのような黄ばみタイプの変色ではなく、黒っぽく変色してしまうのです。他の神経がある歯とはずいぶん色合いが異なってしまうことも多く、もし前歯であればかなり目立ってしまいます。
また見た目についてはさらに、ホワイトニングが上手くできなくなるというデメリットもあります。ホワイトニングは歯の表面を覆っているエナメル質を白くする施術ですが、神経を取った歯は歯の内部にある象牙質が変色してしまうため、普通のホワイトニングでは十分な効果を得られないのです。
ですので、神経を取った歯を白くしたければ別の方法を選ぶ必要があります。確実な方法は虫歯になった歯のようにかぶせものを付けるという治療です。他の歯と同じ色のかぶせもので覆ってしまうのです。またウォーキングブリーチという方法もあります。この治療方法は非常に優秀なものですが、一方でどんな歯でも必ず白くなると約束できるものではないため、症状によってはお勧めしないこともあります。ふじわら歯科ではそれぞれの患者さまの症状に最適な治療を主治医がお選びしてご提案いたします。

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以上、歯の神経を取ったらどうなるかについてお伝えしました。
現在神経のある歯はできるだけ大切にしていただきたいと思います。すでに神経を取ってしまった歯はこれ以上悪くならないように、しっかりメンテナンスをしていきましょう。
歯科の定期健診に通っていただくことは、神経のある歯でも神経のない歯でも、今後虫歯にならず歯と長く付き合っていく残していくためには非常に効果的です。

APRA ベンチマーキングに参加しました

こんにちは。伏見区向島のふじわら歯科です。
先日、豊産業株式会社様のベンチマーキングに参加させていただきました。CIMG7295
本社工場と見津が丘工場を見学させていただきました。
すべてのものが整理整頓されており、働くみんなが仕事をしやすい環境でした。
改善点がたくさんある中、2年前に6SS活動を始められたそうなのですが、しっかり改善されていて驚きました。今回参加させていただいて学んだことが沢山あるので、私達もこれからいかしていきたいと思います。
本社工場にて、とても素敵なウェルカムボードを作成してくださっていました。CIMG7233従業員の方が全て手書きで作成してくださったそうです‼️

ふじわら歯科の建物にそっくりで驚きました。お心遣いがとても嬉しかったです😃

患者様のために安全で清潔な歯科医院になれるようスタッフ一同、より一層頑張ります。

歯にやさしいのはどんな歯ブラシ?

こんにちは。伏見区向島のふじわら歯科です。

ドラッグストアに行くと様々な種類の歯ブラシが売っていますが、どんな歯ブラシが歯や歯茎にとって良いのかをご存知でしょうか?
今回は歯と歯茎に良い歯ブラシの特徴をご紹介します。

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サイズ

まずサイズですが、歯ブラシのヘッドのサイズは小さめのほうがよく磨けます。具体的な大きさは前歯2本分の幅が目安となります。
大きい方が一度にたくさんの歯に当てられるので効率的に磨けるような気がしますが、実際は逆で、大きい歯ブラシは効率的に歯を磨きづらいのです。というのも、大きな歯ブラシは磨きにくい部分をうまく磨くことができないからです。
歯並びの整っていない場所や奥歯などはどうしても歯ブラシが届きにくい場所ですが、ヘッドが大きい歯ブラシだとますます磨きにくくなってしまいます。磨きにくいため、磨き残しも多くなってしまいがちになります。

歯と歯茎のためには、小さいヘッドの歯ブラシを選ぶことをお勧めします。brush_comparison

硬さ

硬さはどうでしょうか。市販の歯ブラシは、多くが「かため」「ふつう」「やわらかめ」というように硬さを分けて販売されています。
この硬さはJIS規格の「座屈試験」という試験で決定されているものです。JIS規格というと明確に決まりがありそうな印象を受けますが、この試験では分類が3つしかなく、またどこで分けるかという判断が各社の裁量に委ねられている部分が大きいため、「かため」と「ふつう」、「ふつう」と「やわらかめ」の境目が販売会社によってかなり前後してしまいます。また、毛の形状によっても試験の結果はかなり変わってきます。
同じ「かため」を使っても、販売会社やブランドによってかなり使い心地が違うのはそのためです。

では、どの硬さのものを使うのがよいのでしょうか。
歯ブラシの硬さによって歯への影響がどう違うかを調査した研究があります。
この研究によると、柔らかい歯ブラシと硬い歯ブラシでは磨いた時にとれる歯の汚れの量は変わらないという結果が出ています。しかし、硬い歯ブラシでは歯茎の組織や歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうという結果です。磨いて取れる汚れの量が同じで、歯や歯茎を傷つけるリスクが少ないので、やわらかい歯ブラシを使う方がおすすめです。

 

また、歯ブラシの色も大切です。硬さや大きさと違って直接歯磨きに影響するわけではありませんが、心理的には大きな影響があります。歯磨きを楽しめるように好きな色を選ぶのも良いですし、家族がそれぞれで自分の色を決めるのも管理しやすくて良いです。
ふじわら歯科でも、歯ブラシを購入される患者様には必ず色をお選びいただいています(たまに在庫が少なくなっている時は、色がかなり限られてしまう場合もありますが…)。

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このようにお伝えはしましたが、実際はそれぞれのお口の状態や磨き癖によって向いている歯ブラシは違いが出てきます。多くの人にとっては「ちいさめ」「やわらかめ」の歯ブラシがお勧めですが、すべての人に必ずお勧めというわけではありません。
ふじわら歯科にお越しいただいている患者様で「自分に最適な歯ブラシが知りたい」という方は、ぜひ担当の衛生士に聞いてみてください。歯茎の状態やお口の中の形などから、衛生士がおすすめの歯ブラシをご案内します。

スーパーTC育成塾アドバンス

こんにちは。

伏見区向島のふじわら歯科、福井でございます。少しずつですが、猛暑が落ち着いてきました。

さて、8月21日(水)スーパーTC育成塾アドバンスのセミナーを伊藤と福井で受講致しました。

このセミナーは、患者さまへのカウンセリングをより充実させ、いかに患者さまのお口の中のお悩みを解決していけるか、しっかりと学んで参りました。今回から1回から、2回コースになりさらに内容もレベルアップ、宿題に課題に、次回はテストもございます。

他院さんの、ハイレベルなカウンセリングの動画や音声、グループワークにロールプレイ。TCの方たちとの情報交換。共に学べるこのセミナーに大きな刺激を受けるとともに、モチベーションも高まりました!!カウンセリングの奥深さを実感しています。

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ふじわら歯科では、治療はもちろんのことカウンセリングをとても大切にしています。患者さまのお気持ちをじっくりお聞きしながら、ご納得いく治療をご相談させていただきます。その為にも、お一人お一人に専任でTC(トリートメントコーディネーター)がサポートさせていただいています。

「歯科に行くのは怖いな。。 」

「痛くないのかな。。」

「キーンていう音が嫌だな。。」

「とにかく行きたくないな。。」

色んな思いをもたれていると思います。ふじわら歯科では、「ここだったら通えそう!」「カウンセリングしてもらえるの?それなら行ってみようかな。」「色々相談したいけど、聞いてもらえるなら安心」「こんな歯医者さんがあるならもっと早くに来たらよかった」など、たくさんのお声を頂いております!

一人でも多くの方が、そう思ってもらえるよう医院全体がチームとなり自己研鑽に努めます。

 

 

麻酔注射は痛い? ふじわら歯科の麻酔注射をご紹介!

歯医者さんが嫌い…

そう仰る方のほとんどが「痛いから」嫌いと仰います。
歯科医院に行ったら痛いことをされる。だから怖い。行きたくない、嫌い。

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ふじわら歯科にも、痛いのが嫌いだという患者様がたくさんお越しになります。
痛いのがとにかく怖いという患者様、子どもの頃に通っていた歯医者さんで痛い治療をされたのがトラウマになっておられる患者様、麻酔の注射自体が痛くて大嫌いという患者様…

もちろん痛いのが好きという方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、その中でも特に痛みが嫌い・怖い患者様たちです。そんな患者様たちも、頑張ってふじわら歯科の治療に通って下さっているんです。

ふじわら歯科では、できるだけ痛みがなく、安心して受けていただける治療を心がけています。

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まず、麻酔注射の針を刺す痛みができるだけ少なく済むように工夫をしています。

麻酔注射がすごく痛いイメージをお持ちの方は、採血の注射針をイメージされているのではないでしょうか。採血の針、とても太くて痛いですよね。あんな針がお口の中に刺さると思っただけで身震いしてしまう方もいらっしゃると思います。
ですが、ふじわら歯科では極細の針を麻酔注射に使っています。「注射針」としてイメージされる採血の針の、ほんの1/4ほどの細さの針です。注射針は細ければ細いほど痛みが少なくなるので、このような極細の針を使っているのです。

また注射器からの麻酔薬の注入の速度にも気を配っています。麻酔薬が急激に歯茎に入ると、その勢いに押されて痛みを感じることがあるからです。ふじわら歯科では専用の機械を使うことで、一定のごく緩やかなスピードで麻酔薬を注入しています。

さらに、麻酔注射(浸潤麻酔)をする前にはかならず麻酔薬を塗っています。針を刺される痛みをできるだけ和らげるためです。

こうした工夫のおかげで、実際に麻酔注射を受けた患者様には「刺さったことも気づかなかった!」と驚かれる患者様や「全然痛くなかったけど、注射の麻酔をしないで治療してくれたんですか?」と仰る患者様もいらっしゃいます(もちろん麻酔注射をしています)。

また、麻酔が十分に効いていないのに治療をされてしまった! という経験がある方もいらっしゃるかと思います。
ふじわら歯科では麻酔注射をしてから麻酔が効いてくるまで時間をおき、その後これから治療をする部分にきちんと麻酔が効いているかどうかを必ず患者様に確認しています。
患者様が「まだ少し感覚が残ってる…」と仰った場合、かならず効いてくるまでお待ちします(麻酔は時間経過でだんだん効いてくるのです)。

お帰りの際には、必要だと診断された患者様には痛み止めを処方してお渡ししています。
ふじわら歯科では治療の最初から終わった後まで、痛みを軽減することに最大限の注意を払っています。

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もしあなたが痛みが気になって歯医者さんになかなか行けないのであれば、ぜひ一度ふじわら歯科にお越しください!

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