インプラント
歯を補う治療法として、インプラント治療があります。日本で年間35万本ほど使用されていて、とてもポピュラーな治療法です。周りにある健康な歯への影響も少なく、残りの歯を守ることとしても有名です。当院は「十分な診断に基づき、患者さんに合わせた治療」を目指しています。
インプラントとは、歯が抜けた箇所に歯の根っこにあたる部分を埋入し、その上に人工の歯を被せる治療法のことです。
インプラントは、骨に馴染み、しっかりと固定されるため、健康な歯のように噛むことができます。
インプラントはチタンを使用しており、身体に安全かつ安心な素材です。また、チタンは歯に関わらず、人工関節など様々な分野で使用されていることから、信用性の高さは世界的に立証されております。
歯が抜けてしまった場合、両隣りの歯を削り土台にする「ブリッジ」、「総入れ歯」や金具で固定する「部分入れ歯」などの治療法を行う場合があります。このような治療法は土台となる歯に負担がかかる、噛み合わせに違和感があるなどの症例が出てくる可能性があります。「食事がしにくい」「取り外しが大変」「匂いがキツイ」「器具が長持ちしない」「違和感を感じる」などのお悩みも発生しがちです。
しかし、インプラントでは骨にしっかりと固定するため、より自分の歯に近い感覚を演出できます。
従来に近い食事や会話を演出できるだけでなく、見た目がいいこともインプラントのメリットの一つと言えます。
当院では、患者さんの気持ちに寄り添い、最大限お悩みを解決したいと考えています。患者さんに一番合った治療法を導き出し、改善へと励んでいきます。
当院では、患者さんの負担を考慮し、治療プランを提供していきます!
インプラントは入れ歯と違い取り外す必要が一切ないので、自分の歯と同じように使用いただけます。
入れ歯は痛みを感じやすい歯茎が直接支えているため、自然の歯の2,3割程度しか噛めないのに対し、直接骨に固定するインプラントは、自然の歯に匹敵する力で、しっかり噛むことができます。
部分入れ歯は、しっかりと固定するため、健康な歯にバネをかけて使用します。
そのため、健康な歯に負担がかかったり、ばねにプラークがたまりやすいなどの欠点があります。
その点、インプラントは、骨にしっかり固定されるため、周りの歯に全く影響を与えません。
インプラントは骨に人工歯根を埋め込むため土台となる歯は一切不要で、周囲の歯も削る必要はありません。
一方、ブリッジは、歯を失った際に、健康な歯を土台として橋渡しして補う方法ですので、土台となる歯を削る必要があります。
ブリッジは土台となる歯に大きな負担がかかります。場合によっては折れてしまうこともあり、さらにブリッジの土台の周囲にはプラークがたまりやすく、虫歯や歯周病の原因になります。そのため、約半数のブリッジが10年以内に壊れてしまうといわれています。
その点、土台のいらないインプラントなら、周りの歯に負担をかけないので、そんな心配も最小限ですみます。
耐久性においてもインプラントはすぐれた性質をもっています。
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まず、レントゲンなどによる十分な診断を行い、治療の計画についての説明を受けます。
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歯が抜けたところへインプラントを埋入した後、あごの骨にしっかりと固定されるまで、3~6ヶ月待ちます。
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インプラントによるしっかりした土台が出来たら、人工の歯を上にかぶせます。
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インプラント治療後は、アフターケアとして正しいブラッシングを行うとともに、半年に一回は定期検診を受けてください。
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治療期間はどのぐらいですか?
一般的には4~12ヶ月程度です。治療期間中は仮の歯を入れますので、生活には支障はありません。
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痛みはありますか?
痛みの感じ方には個人差がありますが、手術後の痛みのほとんどない患者さまが大半です。
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手術は大変ですか?
多少の振動を感じる以外は、一般的に抜歯程度の手術と考えて頂けたらと思います。ただし埋入には歯科医師による精密な技術が要求されます。
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保険で治療できますか?
保険適用外の治療になります。
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味覚・食事した時の感触は変わらないのでしょうか?
患者さんによって異なりますが、入れ歯やブリッジからインプラントに変えた患者さんは、「以前より咬みやすく、食べ物がおいしく感じるようになった」という意見を多く頂いています。
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顎の骨が少ないと治療は出来ないのですか?
当院で行っている「患者さん自身の骨の移植」や「人工の骨を補填して骨を増やす骨造成」を行うことが出来る患者さまであればインプラントを埋入することが可能です。